
作品解説
1875年ごろ、モンマルトルに生まれた
ラパン・アジル(=跳ねウサギ)という名のこの歌酒場をユトリロはよく描いた。
幼い頃より寂しさから酒に溺れたユトリロは、この店に入り浸り、
一杯のワインと交換に絵を描いた。
多くの客で賑わう店の喧騒とワイン。
ユトリロが孤独から解放される束の間の瞬間がここにあった。
本作は1927年に制作されており、この時代は色彩の時代と呼ばれ、多くの色を使って色鮮やかな作品が多く人気が高い。
今も昔の面影を残し存在するこの店は、観光スポットとしても人気のサクレクール寺院(モンマルトル)から歩いて2〜3分の場所にある。
またラパン・アジルは、ユトリロを語る上では欠かすことができない重要な場所である。

